プレーリー特有の副鼻腔炎は、主に歯科疾患が原因となって起こります。(細菌性のことも多いですが切歯の不正咬合がある子が殆どです)
はじめは軽いクシャミや鼻水くらいで食欲には変化はありませんが、次第に呼吸困難が激しくなっていき、空気を飲み込んで鼓腸症になったり、炎症・感染が肺まで波及すると命に関わる怖い病気です。治療は抗生物質や消炎剤の投与なのですが、この治療にも限界があります。
モモちゃんも調子が悪くなるたびに抗生物質の注射に来院しています。やはりこの子も歯のトラブルを抱えています。完治することが難しく、いい状態を長く保つことが治療の目的になる、獣医泣かせの病気なのです。
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