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糖尿病性ケトアシドーシスになっていたショウちゃん |
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アメリカンショートヘアのショウちゃん。糖尿病性ケトアシドーシスを起こし、来院した時の体温は33度・・・横たわって意識も朦朧とし、数時間以内に亡くなってもおかしくない状態でした。飼い主さんはショウちゃんを病院に連れて行ってはいましたが、糖尿病とは診断されたもののなぜかインスリンを使用していなかった為、状況が悪化しこれはおかしいと連れてこられたのです。
数時間おきに血糖値を測り、インスリンを1日3回打ちながら、ケトアシドーシスの治療も行ないました。おおよそ二週間入院し、自宅でのインスリン注射で維持できるまでに回復してくれました。
入院時2.8kgだった体重も、3.4kgまで増え、自宅でのインスリン注射で維持できるまでに回復してくれました。
飼い主さんもまさか助かるとは思っていなかったほどの状況だったにも関わらず、驚異的な回復を見せてくれたショウちゃん。先日フードを買いにきた飼い主さんは、本当に生き返ったようだと嬉しそうに話してくれました。
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ヨーキーのアニーちゃん |
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アニーちゃんはメスのヨークシャテリア。発情がきっかけとなり糖尿病を発症しました。最初は他院にかかっていましたが、コントロールがうまく出来ず、転院してきた症例です。インスリンの量や打ち方を工夫し、どうにか維持できるようになった矢先、また発情が訪れ血糖値が跳ね上がり、糖尿病性腎症になってしまいました。
発情があるとプロゲステロンというホルモンのせいでインスリン抵抗性が強くなり、通常のインスリン量では維持できなくなってしまうのです。
アニーちゃんは現在インスリンを2種類併用して血糖値を維持し、腎症からも無事脱却することができました。
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おじいちゃんうさぎの永吉くん |
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以前からパスツレラ(目やに、鼻水)の症状で通院していた永吉君。かなりのお年寄りで足腰も弱っているのですが、最近水を飲む量が増えたという飼い主さんからの報告で血液検査をしてみたところ、血糖値が正常の数倍まであがっていたので早速インシュリンを使った治療を開始しました。犬・猫だけでなく、うさぎにも糖尿病はあるんですよ。
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糖尿病性ケトアシドーシスのミーコ |
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ミーコは14歳のおばあちゃん猫。夏くらいから多飲多尿が始まり、冬になったある日嘔吐し、食欲がなくなり来院しました。来院時の体温は32.5℃。血液検査したところ重度の高血糖とアシドーシス所見がみられました。糖尿病に伴うケトアシドーシスは緊急疾患。電解質のバランスが大きく乱れ手当てが遅れると命取りになります。早速血糖値を下げるインスリン注射と、アシドーシスに対する補液など集中的に治療を行ないました。
現在、アシドーシスの状況からは脱し、食欲・元気は改善しましたが、血糖のコントロールがまだ難しいためインシュリンの種類や量を調節しつつ治療を継続しています。
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安定してきました! |
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インシュリンを変更し、注射する単位を調整して、ようやく血糖値が安定してきました。
以前にまして元気になったミーコです。
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クッシング症による糖尿病 |
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シーズーのナツちゃんは、平成17年の10月ごろから高血糖により糖尿病との診断を他院で受け、インスリン注射を開始しました。しかし、インスリンに対する反応が悪く、少し動いても息が切れ、白内障も急激に進んだため当院を受診しました。
平成18年6月に来院し、早速低容量デキサメサゾン試験を行なったところ、下垂体性副腎皮質機能亢進症(クッシング症)であることが確認されました。
インスリンだけでは血糖値をコントロールできないため、トリロスタンという副腎の働きを抑える薬を併用したところ、一週間ほどで元気・食欲が改善し、血糖値が安定し始めました。現在はインスリンの量を体調に応じて増減しつつ元気に暮らしています。
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パグのモクちゃん |
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モクちゃんは平成14年の5月に熱中症になり、緊急治療でどうにか一命を取り留めましたが、そのときの多臓器不全の後遺症で糖尿病を発症してしまいました。
以来、インスリンを朝晩欠かさず打ち続けてもうすぐ5年になろうとしています。5年の間には使っているインスリンが発売中止になったりしたこともありましたが、種類を変えつつ血糖値のバランスを保ってきました。
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怒りんぼエルモ |
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カメラに向かって元気に威嚇しているのは、14歳のエルモちゃん(男の子)。
2005年の初冬から多飲多尿になり検査してみたところ、糖尿病であることが判明しました。それ以来飼い主さんに自宅でインスリンの注射を毎日打ってもらっています。2年が経過しましたが、いい体調を維持しています。
ただ、エルちゃんはかなりの病院嫌い。2週間に1度、血糖値の測定と以前からの持病である腰椎の変形性脊椎症の治療のため病院に来ても、ゲージから出て、入るまでず〜〜っと怒ってます(笑)採血も、治療もバスタオルでの目隠しが欠かせません。
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ご近所さんのモモちゃん |
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当院より歩いて1,2分の所に住むモモちゃんです。以前から肝疾患やヘルニアなど、肥満と関連のある病気にかかっていましたが、数年前の検査で糖尿病がみつかり、以来3,4年ずっとインスリンを打ちながら維持しています。病院嫌いなモモちゃんは採血も大変なほどですが、お家ではおとなしくインスリンを打たせてくれるようです。現在は体調も安定し、ちょこちょこ病院付近をお散歩する姿を見ることが出来ます。
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MIX猫のマオちゃん |
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マオちゃんは以前かかりつけの病院でも糖尿病でインスリンを使っていたのですが、そのインスリンの製造中止に伴い種類を変更せざるを得なくなり、血糖値が不安定となってしまいました。当院へ来院時は食欲不振から糖尿病性ケトアシドーシスの一歩手前の状態でしたが、現在は血糖値も安定し、体重も増加傾向・・・これ以上太らなくて良い状況に。しかし、食欲を抑えながらの管理はなかなか大変なようです。
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