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ウサギ・モルモット

随時更新しています
変形性脊椎症のジルちゃん
変形性脊椎症のジルちゃん
ジルちゃんは8歳になるご長寿ウサギさん。臼歯の不正咬合からくる眼下膿瘍や、内耳感染からの斜頚などを抱えながら頑張っている子です。今回はいつも登れていた台に登れなくなり、老齢性の変形性脊椎症が疑われました。右の後ろ足が使えず本人もうろたえていたようですが、一度のレーザー治療でまた台に登れるようになりました。ジルちゃんも飼い主さんもびっくりしていたレーザーの効果でした。
瞬膜炎のクーちゃん
瞬膜炎のクーちゃん
うさぎの目には、瞬膜といって眼球を覆う薄い膜があります。クーちゃんは以前からこの膜が普通の子より多く出ていたのですが、最近炎症がひどくなり目の中に戻らなくなってしまいました。目から飛び出した瞬膜は腫れあがり表面から出血しています。
注射や目薬の治療でも反応が悪かったので、外科的に切除することになりました。
術後のクーちゃん
術後のクーちゃん
瞬膜には、涙を作る作用や目を保護する作用もあるので、通常はなるべく手術せずに済ませますが、クーちゃんの場合は腫れがひどすぎました。
電気メスを使い慎重に切除して、綺麗な目に戻りました。
乳腺腫瘍
乳腺腫瘍
アッシュちゃんは3歳の女の子。少し前からお乳の所にしこりがあるということで来院しました。一部すこし化膿もして増大傾向にあったので、手術で摘出することになりました。うさぎにも乳腺腫瘍は見られ、多くの子が卵巣・子宮疾患も併発しています。アッシュちゃんも腫瘍の再発だけでなく、これらの病気に対しても注意してみていく必要があります。
可愛いラブおじいちゃん
可愛いラブおじいちゃん
ちんまりしてとっても可愛いお顔をしているのですがラブちゃんは9歳になるおじいちゃんです。しかも、どうみてもネザーランドドワーフかと思うほど小ぶりなのに、山で拾われたという異色の経歴の持ち主。切歯・臼歯の不正咬合、スナッフル、胃腸停滞、老化による変形性脊椎症と、ウサギがかかる主な病気のほとんどを抱えながらも頑張っています。
パスツレラ症のうーくん
パスツレラ症のうーくん
うーくんは8〜9歳のおじいちゃんうさぎ。冬になりくしゃみや鼻水がひどく食欲が落ちてしまいました。抗生物質を使えば一時的に症状はいいもののまた繰り返すやっかいな病気です。原因はパスツレラという細菌。うさぎでは常在菌といって健康な子でも持っているのですが、年をとったりストレスがかかったりして体力が落ちると途端に勢いを増してきます。今年の冬も同じ症状に苦しむ老齢ウサギたちが沢山病院にやってきます。症状からスナッフルと呼ばれることもある病気です。
モルモットのまるおくん
モルモットのまるおくん
この子は石田宅と院長宅のモルのお父さんにあたります。お母さんモルと仲が良く、2度子供を授かりました。これ以上は繁殖できないということで別居も考えましたが、仲良しの二人を引き離すのも可哀想ということで、父であるまるおくんが去勢手術をうけることに・・・
超ロン毛で顔がどっちが顔かわからないくらい。とてもおとなしいまるおくんです。
イクラちゃんの長生きの秘訣
イクラちゃんの長生きの秘訣
Hさん宅のウサギはみんな長寿です。それぞれにおなかが弱かったり、歯が伸びやすかったりと小さなトラブルはありますが、この10歳のイクラちゃんをはじめ、4羽いるウサギはみんな8歳以上。秘訣は数年前から続けている処方食のコンフィデンスと牧草と・・・少しでも様子がおかしければお仕事はさておき病院に飛んできてくれるお母さんの愛情ですね!
尿路結石
尿路結石
前日から下痢をするということで来院したウサギのラッキーちゃん。便をするときにきばっているということだったのでレントゲンを撮ってみると、予想外に大きな結石が!膀胱も著しく拡張しています。膀胱結石が尿道につまり排尿困難からのきばりだったのです。下痢はその二次的な症状でした。
 
結石がかなり下のほうまで降りていて膀胱まで戻すことが不可能だったため、下部尿道を切開しての摘出と困難を極めましたが、無事摘出することが出来ました。
 
術後、安堵の表情の(?)ラッキーちゃんです。
術後、安堵の表情の(?)ラッキーちゃんです。
結石がかなり下のほうまで降りていて膀胱まで戻すことが不可能だったため、下部尿道を切開しての摘出と困難を極めましたが、無事摘出することが出来ました。
 
 
 
珍しい舌炎
珍しい舌炎
数日前から口が痛くて食欲が無いというチャチャちゃん。しかし、口を開けてみてビックリ!歯はたいして悪くなく、それより数倍酷いのがこの舌炎。
こりゃ食べれないわけです・・・よく調べてみると、この子はお尻周りに皮膚炎があり、その痒みや痛みの為、患部を舐めまくっていたのが原因と思われました。舐めることによる物理的な刺激プラス細菌の感染による舌炎です。皮膚炎の治療と並行して舌炎の治療とレーザー治療も行い、翌日には食欲が出てくれました。
ご長寿ウサギのピーターくん
ご長寿ウサギのピーターくん
ピーターは御年10才になる長寿のウサギさんです。片目は白内障になり、最近は腰も弱くなりましたが、食欲は旺盛で元気にしています。平均寿命は本によっては10才などと書いてあるものもあるのですが、実際は5〜6歳が多いので、10歳のこの子は人で言えば90歳くらいになるでしょうか。まだまだ頑張って記録更新して欲しいですね。
仔うさぎの皮膚病
仔うさぎの皮膚病
もらってきたばかりの仔うさぎの足が脱毛しているということで来院されました。よく見ると足のほかにも耳や鼻先にも同じような病変があります。細菌・真菌・ダニなどが疑われたので皮膚検査を行いましたが、真菌・ダニは発見できず、主に細菌性と思われたので、さっそく消毒と抗生物質治療を開始しました。
経過はまたご紹介します。
ウサギの趾底潰瘍
ウサギの趾底潰瘍
ウサギの足の裏は皮膚が薄く、通常びっしりと毛で覆われていますが、環境の不備(汚れた床や固い床)、行動(おもに足を床に打ち鳴らすスタンピング)により炎症を起こすと、簡単に潰瘍になってしまいます。
 
レーザー治療や抗生物質治療でわりとよく治りますが、原因を除去しないとまた再発してしまいます。この子は警戒心が強く、すぐスタンピングするので絶えず出血していました。
コードを齧って火傷
コードを齧って火傷
このウサギちゃんの口元・・・ちょっと変でしょ?
下口唇を火傷しちゃってるのです。原因は電気のコードのイタズラのようです。飼主さんはコードにカバーをして気をつけていたらしいのですが、その隙間からガジガジしたのでしょうね・・・
 
この子は幸い軽いやけどですみましたが、場合によっては感電してショックを起こすこともあるので、お部屋でペットを遊ばせる際は十分気をつけてくださいね。
特に噛むことが大好きなウサギは要注意ですよ〜!
創傷性角膜炎のモルモット
創傷性角膜炎のモルモット
フクちゃんは数日前から目がにごってきたということで来院しました。検査の結果角膜に入った傷から細菌が入りひどい角膜炎を起こしていました。注射治療と、自宅での点眼処置の徹底で一週間後の再診時には殆ど改善していました。
パッチリおめめに戻りました
パッチリおめめに戻りました
先日来院されましたが、前回より更に良くなっていました。あとは点眼薬のみで様子をみてもらうことになりました。
上顎臼歯の過長
上顎臼歯の過長
この子は上の臼歯が下に向かって鋭く伸び、舌を傷つけていました。ほほ側に伸びることが多い上臼歯ですが、たまにこんな症例も見られます。
スキニーギニアピッグのもんた
スキニーギニアピッグのもんた
先日ホテルで来院したもんた君です。初めて見た方は皆さん驚かれますが、モルモットです。名前に“ピッグ”とあるから本気で豚の仲間かと思ってた人もいるくらいですが・・・
毛が少ないため寒さに弱いのですが、暖房器具でやけどをしてしまうことも多いので保温には気を使います。
もんた君はホテル中も快便・快食で、スタッフに餌を要求して鳴いたりとかなりリラックスした様子でした。写真を撮るときだけは固まっていましたが(笑)
 
 
家族に迎えたら・・・
家族に迎えたら・・・
特に病気はなくとも健康診断に来られることをおすすめします。
初診料(1000〜1500円)で栄養状態のチェック、飼い方指導から食事指導、気をつけてほしい症状まで盛りだくさんの説明をさせてもらいます。(別料1000円で検便検査もできます)
このマメちゃんも、購入当日健康診断に来院され、病院フードと野菜・果物を与えています。先日来院されたのですが、栄養状態もばっちりの健康優良ウサギです!
下臼歯の過長(うさぎ)
下臼歯の過長(うさぎ)
ウサギの臼歯の不正咬合では最も多く見られるパターンです。臼歯の先端がナイフのように尖り、下を傷つけています。長期にわたってこの状態が続くと、歯を切った後も舌炎や口内炎が続くことがあります。
上臼歯の過長(うさぎ)
上臼歯の過長(うさぎ)
下の臼歯は下側に棘を作って伸びることが多いのですが、それに対応する上の臼歯は下とは反対にほほ側に向かって伸びることが多いようです。
この子は、伸びた臼歯が頬側の粘膜を傷つけていました。
いづれの不正咬合にせよ、異常が発見できたらなるべく早期に治療を開始することです。様子を見すぎて、体が衰弱すると、二次的に胃腸の停滞が起こり命に関わることすらあります。
臼歯不正咬合のモルモット
臼歯不正咬合のモルモット
モルモットの不正咬合はウサギと異なり臼歯が舌の上にかぶさるように伸び、舌の動きを制限して食べれなくなることが多いようです。
下の臼歯が左右からがっちり舌を押さえ込んでいるのがわかります。この後伸びた臼歯をカットして、食べれるようになりました。
切歯の不正咬合
切歯の不正咬合
臼歯と違い目に付きやすいので飼い主さんにもわかりやすいのですが、こちらも切ってもまた1ヶ月ほどで同じような状態になってしまいます。歯根が死ぬと生えてこなくなることもあるのですが、上下どちらかがわるくなると生涯定期的な切除が必要となります。
ウサギのコクシジウム
ウサギのコクシジウム
テレビの画像で見難いと思いますが、これはウサギのコクシジウムです。放っておくと肝臓を侵し、命に関わることもある怖い病気です。
 
 
ふむふむ・・なるほどねえ・・・
ふむふむ・・なるほどねえ・・・
ペットショップのウサギで発見されました。繁殖しているところで汚染されていることが多く、飼い主さんの手に渡るまで発覚しないこともあります。
主症状は下痢です。仔うさぎを飼ったらまず健康診断と検便をお勧めします。コクシジウムでなくても仔うさぎの下痢は命に関わります。要注意!!
 
 
モルモットのモルモットズツキダニ
モルモットのモルモットズツキダニ
通常寄生していても症状をあらわさないことが多いのですが、大量寄生すると違和感のため自咬して脱毛することもある被毛ダニ感染症です。
毛の摂取による胃腸障害や、イライラによる食欲不振も見られることがあるので、発見されたら早期に治療しておいたほうが良いでしょう。
セロハンテープで皮膚や毛に貼り付けて検査します。治療はイベルメクチンという殺ダニ剤を内服で2〜3回投与しますが、残ったダニが再発することもあるので注意しましょう。
モルモットだけでなく、ウサギにも同じくウサギズツキダニというダニが付きます。症状・治療も同じです。
 
モルモットの帝王切開
モルモットの帝王切開
出産予定日を10日すぎても出産する兆候が無く、このままでは妊娠中毒症や子宮破裂の危険があるため、母体の安全のために帝王切開をすることになりました。
 
出産前の母親の体重800グラムに対して、子供1匹目112グラム、2匹目87グラム。明らかに自然分娩が無理な状態なまでに、大きくなりすぎています。手術後母親は466グラムになってしまいました。体の半分を妊娠子宮が占めていたことになります!
 
手術当日の親子
手術当日の親子
子供たちは懸命の蘇生処置でどうにか自力呼吸を始めましたが、母親は乳腺も張っていない状態でしたので、人工保育してもらうことになりました。しかし、1匹目は翌日、2匹目は5日後に残念ながら亡くなってしまいました。
モルモットはウサギやハムスターと違って生まれた時には目も開き毛も生えた状態ですが、人工保育下での生存率はかなり低いようです。
 
ウサギの尿路結石
ウサギの尿路結石
尿がでない!ということで大分からはるばる来院されたモモちゃんです。ウサギもカルシウム代謝が特殊なため、尿路結石ができやすい動物です。左に見える灰色の部分が、皮膚を通して見えている結石です。
 
 
手術後のモモちゃんと結石
手術後のモモちゃんと結石
おちんちんの先に1cmもの大きさの結石が詰まっていました。緊急手術で、おちんちん横の皮膚と尿道を切開して結石を取り出しました。
現在は食餌療法で再発も無く元気にしています。
 
レーザー治療中のモモちゃん
レーザー治療中のモモちゃん
昨年は尿道結石で緊急手術をしたモモちゃん。今回は胃腸の調子が思わしくなく来院しました。診察の結果、胃が停滞して食欲がなくなっていることが判明。
一般的な治療にあわせて、炭酸ガスレーザーによる治療も行いました。2回目の診察時には食欲も出て順調に回復に向かいました。
 
 

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